15歳 あっという間に逞しくなっちまいました
1年生で練習を始めた当初は
走っても
『どたばたどたばた』
してて
小学生から何かしらのスポーツをやっていた子たちとの差は歴然
せめてものアドバンテージは『大柄』
それと
アイシールドってマンガの再放送を観て
『アメフトをやりたい!』
と10歳から思い続けていた強い思いだけ
(自分がアメフトOBだと言う事はボウズは一切知らず。。。)
なんとか走れる様になって
なんとか腕立て伏せが出来る様になって
やんちゃだったり
大人しかったりする仲間たちも
どこに転がるか判らない楕円のボールを一緒に追っかけて行くうちに
お互いに助け合う事やかばい合う事を覚えて
個々が成長して
チームとしても成長したようです
軽く怪我をして残りの練習を見学する事になったある選手は
みんなの道具を一人黙々と整理してから
やっと腰を下ろすような気配りが出来る選手になりました
春季大会で数年ぶりに優勝して
アメフト専門誌『TOUCHDOWN』に写真入りで載せて頂いのも
チームの自信になっていると思います
当事者意識が芽生えた最終学年になって
周りの親御さんや監督やコーチのおかげで
ビデオで自分のプレーを見返すことも真剣に取り組み始めました
試合帰りに
『お邪魔しま~す!!』
と仲間と一緒に帰ってくると
ビデオではなくゲームになるあたりを見ていると
それはそれで嬉しいもので
『腹減った~』
と言われれば
それも嬉しくもあって
JOHN'Sを着る中学生たち
アメフトとオシャレは両立してもらいます
PHOTO:S.Hiruma thanx a lot!!
PHOTO:K.Matsubayashi thanx a lot!
でっかくなった体で
飛びついてパスをキャッチするなんて姿は
2年前には全く想像がつかなかったのですが
立派になったもんです
チームの得点のために
うしろを走って来る選手が安心して走れる様な
うしろで投げる選手がじっくり構えられる様な
自己犠牲を厭わない
信頼される選手に育ってほしいものです
15日の試合に勝利すれば
関西代表と闘う全国大会決勝へ出場します
『努力に勝る天才なし』
アメフトを始めた時から彼に言い続けている言葉です
アドバンテージが少ない中で始めたアメフトで
最初に掲げた
『同期と一緒に日本一』
と言う大きな目標
仲間と築き上げた時間を礎に
臆することなく
おごることなく
仲間を尊敬し
自己犠牲の気持ちを持って挑んで
携わる全学年、選手全員の力で達成してもらいたいと願っています
ご覧の皆さんも
中学生の彼らのチャレンジ
応援してやってください